冴えないサラリーマンが投資で年金問題とかに立ち向かったり好きなことを書いたりするブログ

サラリーマンが身に着けた投資や節約方法を公開したり、興味があることを何でも好き勝手書くブログです。

保険は一括で払う方がよいのか。

こんにちは。

 

年末調整の業務で多忙なのですが、最近個人年金保険を500万ほど一括で支払った人と「個人年金一括で払おうと思うのですが、やっぱり毎年払っていった方がいいですか?」と問い合わせて来た人がいました。

後者は私が対応してないのですが(対応した人は「控除があるから毎年払っていった方がいいですよ。」と言ったようです。)、両極端なケースが同じ年に発生してなかなか面白いと思いました。

 

もちろん、毎年払うことで控除が受けられるのですが、前述の回答した人も、控除が4万または5万あるので、お得、と思っているかもしれませんが、控除額というのは、実際支払うべき所得税からひかれるのではなく、所得税の算出の基礎となる所得から控除されるので、実勢の所得税への反映は何千円になります。

 

ところが、個人年金保険にしろ、低解約返戻型の生命保険にしろ、一括で支払った場合のメリットとしては

① 保険料が割り引かれる。

 

② 払込完了するので、それから実際に保険を解約または年金を受け取る時まで、返戻率があがり続け、受取金額が増える。

 

 

 

とくに②は年払いより払込完了~受け取りまでの期間が長く、受取金額が大きく増えることが見込め、手元にキャッシュが多くあるなら一括払いをするべきです。

 

確かに毎年の控除を受けることはできませんが、毎年の控除額より受取金額の増加率の方が高いと思います。ただし、最初から一括払いができない保険もあるので、そこは要注意です。

 

冒頭で述べた500万を一括で支払った人は個人年金がわが子のようにすくすくと大きくなっていくのを毎年楽しみにすることでしょう。